清水建設 臭気制御システム「スメルケア」を開発

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清水建設 臭気制御システム「スメルケア」を開発

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2016年04月28日 01:00

病室内の不快な臭いを素早く感知し自動で換気
清水建設(株)は、センシング機器メーカーの新コスモス電機(株)と共同で、室内の臭気を高感度に感知可能な半導体センサーを採用した病室向け臭気制御システム「スメルケア」を開発。

同社がセンサーの仕様設定、性能・耐久試験、換気制御系技術の開発・システム化を行い、新コスモス電機が半導体センサーの設計・製造を担当した。

システム導入費用は、天井内に排気チャンバーが設置されている新築の場合、制御ユニット1台と工事費込で1室あたり約50万円。改修工事の場合は、既存天井材の一時撤去、復旧費用などが別途必要になる。

病室内の不快な臭いを解消
一般的な病室では、天井に設けた排気口からダクト、排気ファンを介して室内の空気を屋外に排出。天井に設けた給気口から外気を供給し、常時、換気を行っている。

しかし、オムツ交換などの臭気対策は、機械的換気ではなく、空調効果を低下させる窓開け換気に頼るのが実情だ。

薬剤処理や臭気分解性能を備えた内装材、空気清浄機もあるが、臭気が拡散した後では効果が低い。

そこで、新開発のスメルケアは、半導体センサーにより臭気を拡散前に迅速に感知し、即時に臭気濃度に合わせて給排気ファンを制御。このシステムを適用する病室では、排気口は各ベッド真上の天井に、給気口は病室中央部の天井に設ける。

スメルケアの仕組み
システムは、半導体センサーを内蔵した70×120×65(ミリメートル)のボックス型制御ユニットに集約。臭気分子の酸化還元反応を利用して臭気をセンシングする。

臭気分子を構成する還元性ガスは、半導体表面の酸素イオンに接すると還元反応でイオンを除去し、電気抵抗値が低下。

制御ユニットは、この変化を臭気として感知し、給排気ファンの制御信号に変換。制御信号が中央監視システムを介して、病室天井内の給排気ファンの制御システムに送信され、換気レベルが上昇し換気を行う。

制御ユニットの設置場所と個数は、複数の排気ダクトを集約する排気チャンバーが天井内に設置されている場合には、チャンバー内に1台、各ダクトが独立して排気ファンに連結されている場合は、ベッドの脇に各1台設置する。

実証実験では、エタノールを臭気として使用し評価した。例えば、病室内のエタノールの空間濃度を嗅覚閾以上に高めた後、換気レベルが通常よりも高いレベルに上がると換気が行われ、わずか10分弱で、空間濃度は、人間が気にならないレベルに下がった。

導入時には、目標とする減衰時間を顧客と協議したうえで設定し、換気レベル等をカスタマイズするという。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

清水建設株式会社 プレスリリース
http://www.shimz.co.jp/

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