3Dビジュアル化で覆工コンクリート施工を管理
フジタは4月25日、覆工の打ち込み状況をリアルタイムに3Dで可視化する「覆工コンクリート施工管理システム」を開発し、福島県相馬市の円渕トンネル工事に採用したと発表した。
開発したのは覆工ウォッチャーと、圧力ウォッチャーを用いて、コンクリートの打ち込み位置とセントルにかかるコンクリートの圧力を測定し、施工状況をリアルタイムに3D表示させるシステム。
大型画面で施工状況を総合的に視覚化
覆工ウォッチャーでは、コンクリートの打ち込み状況が詳細に視覚化される。ウォッチャーを確認しながら打ち込みステップや、打ち込み速度を計画通りに進められるため、打ち重ね時間などの管理に役立つ。
圧力ウォッチャーでは、セントルに作用する圧力の状況をリアルタイムに監視できる。これによってコンクリートの密充填が可能となり、天端部の空隙発生を防止する。
今回開発された「覆工コンクリート施工管理システム」を使えば、復興コンクリートの施工過程を総合的に可視化できるため、誰でも簡単に施工状況を把握できるようになった。
今後は、トンネル工事に積極的に採用し、高品質な覆工技術を提供するするとともに、システムを活用して更なる自動化・省力化を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)
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株式会社フジタのプレスリリース
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