発電出力は150MW級
川崎重工業は、4月25日、台湾の台塑重工(FormosaHeavyIndustriesCorporation)から、旭硝子のインドネシアの子会社であるアサヒマス・ケミカル社向けに、発電出力150MW級の蒸気タービン発電設備2基を受注したことを発表した。
受注概要
今回受注した設備は、同社製蒸気タービンとしては最大出力となる150MW級の蒸気タービン発電設備で、アサヒマス・ケミカル社がインドネシア・バンテン州チレゴンの工場に新設する、高効率石炭火力発電設備に設置される計画だ。
今回、同社製の高効率発電設備を導入することで、工場の電力コストの大幅な削減と環境負荷低減に貢献することに期待が寄せられているとし、出荷は、1基目が2017年5月末、2基目が2017年9月末を目指す。
エネルギー・環境ビジネスを拡大
同社は、1956年に産業用蒸気タービンの製作を開始して以来、これまで370基を上回る蒸気タービン設備を納入してきた。
世界各地では、自家発電やIPP(独立系発電事業者)向け発電設備の需要拡大が今後も見込まれることから、同社はこれまでの実績や信頼性を活かし、引き続き発電設備の受注拡大に取り組む方針である。
▼外部リンク
川崎重工業 プレスリリース
http://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/