ガスエンジン発電所建設工事
川崎重工は4月19日、株式会社長岡火力発電所から、発電容量86MW級のガスエンジン発電所建設工事を受注したと発表した。なお、運転開始は2018年7月を目指している。
今回、川崎重工が受注した施設は、長岡火力発電所が新電力事業者を対象として販売するものだ。電力を安定的に供給することを目的としており、発電出力7,800kW、世界最高とされる発電効率49.5%という「カワサキグリーンガスエンジン」(KG-18-V)11基で構成される発電所だ。
カワサキグリーンガスエンジン
長岡火力発電所は新潟県長岡市深沢町に建設されることになっており、川崎重工はプラントの設計や発電機器の供給、据付、土木建築など建設工事一式をフルターンキー方式で請け負っている。
「カワサキグリーンガスエンジン」は、発電効率や環境性能が高く発電を開始してから6分間で最大出力に到達することが可能な機動性を持つ。さらに毎日起動発停を行うDSS(Daily Start and Stop)にも対応している。これによって柔軟な運用と稼動率を向上させることができる。
中小規模分散型電源は、実運用において高い発電効率と性能の高い負荷調整能力でエネルギーミックスの実現に不可欠な調整電源として現在、注目されている。
川崎重工は今後も、「カワサキグリーンガスエンジン」など発電機器の提供を行っていくことにより社会に貢献してく考えだ。
▼外部リンク
川崎重工 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20160419_1.html