電力の需要拡大で
東芝は、4月11日、インドネシアのロンタール拡張石炭火力発電所プロジェクト向けに、「超々臨界圧方式の蒸気タービンおよび発電機」を受注したことを発表した。
インドネシアでは、経済成長を背景に、電力の需要が旺盛だ。今後も多くの発電所建設計画が予定されており、今回のプロジェクトもその一環と位置づけられている。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、インドネシア電力公社が、ジャワ島バンテン州ロンタールにて進めているプロジェクト。
具体的には、ロンタール石炭火力発電所の総発電容量を、現在の945MWから1,260MWまで増強するもので、東芝は、大型の蒸気タービンで培ってきた技術を中小型に応用し、高効率な超々臨界圧方式の315MWの蒸気タービンと発電機を供給するという。
なお、2018年1月から順次機器を納入し、2019年に営業運転が開始される計画だ。
安定的な電力供給に貢献
東芝は、これまでもインドネシアにおいてタンジュン・ジャティB石炭火力発電所をはじめとする、多くのプロジェクトを手掛け、同国の安定的な電力供給に取り組んできた。
今後も発電機器事業の受注拡大を目指し、高効率な火力発電所の建設プロジェクトに参画していく方針である。
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