予想を上回る最大出力
北陸電力は、4月8日、富山県魚津市山女字別又にて建設工事を進めてきた「片貝別又発電所」が、最大出力4,500kWで運転を開始したことを発表した。
同社では当初、4,400kWの出力を想定していた。しかし、水車の性能確認試験の結果、想定を上回る最大出力4,500kWが得られたことから、今回、数値を変更し、発表することになった。
片貝別又発電所の概要
片貝別又発電所は、片貝川水系を利用した水路式の発電所で、使用水量は、1秒間で1.8立方メートル、有効落差297.8メートルにのぼる。
年間発電電力量は、一般家庭約5,100世帯分の年間使用電力量に相当する約1,830万kWh、年間CO2削減量は、約1万1,100トンを見込む。
低炭素社会を実現
同社は、平成25年5月に同発電所の建設工事を開始。昨年12月には、出力3,000kWで一部営業運転を開始しており、今回、融雪期の豊富な河川の水によって試験、検査を実施した結果、最大出力での運転に成功したとされる。
今後も同社は、積極的に再生可能エネルギーの導入拡大を推進するとともに、環境負荷低減社会の実現を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)
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北陸電力 プレスリリース
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