サウジアラビアの新拠点が誕生
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、4月8日、ガスタービンの保守・管理のために建設していたMHPS Saudi Arabia Co. LLC(以下、MHPS-SAU)補修工場が完成し、本格的な操業を開始したことを発表した。
新工場の役割
新工場は、サウジアラビアの国営石油会社であるSaudi Arabian Oil Company(以下、サウジアラムコ)との企業間包括購買契約に基づくサービス拠点として、ペルシャ湾岸最大の港湾都市ダンマンに建設された。
サウジアラムコとは、石油・ガスプラントの中核動力機器であるガスタービン向けの機器・サービス・代替部品を供給する契約と、14年間の長期保守契約を締結しており、MHPS-SAUは、新工場において、同社のプラント設備の安定的かつ高効率な稼働に貢献していくことになる。
さらに、MHPSは、同じ三菱重工グループ企業である三菱重工コンプレッサと協力し、石油・化学プラントなどで使用されるコンプレッサおよびその駆動用タービンの補修拠点としても活用していく計画だ。
工場の拡張計画も
MHPSは、今回の新工場開設により、同国での存在感を高めるだけでなく、同国の発展に貢献したい考えだ。
今後、新工場の敷地面積を倍増させ、工場を拡張する予定であり、MHPSは、現地で引き続き、顧客に密着したサービス提供に取り組む方針である。
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ プレスリリース
http://www.mhps.com/news/20160408.html