8日に契約調印式を実施
三井住友建設は8日、日本政府の無償資金援助(ODA)により実施される、カンボジアの上水道拡張整備工事にかかる契約に調印したと発表した。
調印式は同日、東京都内のホテルにて執り行われ、同社の新井英雄社長、水ingの水谷重夫社長、カンボジアのエク・ソンチャン工業手工芸省長官らが出席した。
現地の水環境改善へ
カンボジア政府は「国家戦略開発計画2014-2018」のもと、「安全な飲料水へのアクセス率の向上」に取り組んでいる。今回の工事はこれに伴い、同国カンポット市において上水道施設の整備を進めるものとなる。
工事の請負金額は21億円で、工期は2016年6月1日~2018年8月31日の27カ月。三井住友建設・水ingJVが施工を担当する。
工事では処理能力8,250m3/日の取水施設新設、7,500m3/日の浄水場をそれぞれ新設するとともに、5kmの導水管と94kmの配水管も併せて敷設。完成後は、周辺地域における公衆衛生環境の改善や水不足の解消、漏水状況の改善などに貢献することが期待されている。
相次ぐODA工事、カンボジアでブランド確立を目指す
三井住友建設ではカンボジアでのODA工事を相次いで担当しており、今回の工事は2015年4月開通のつばさ橋(ネアックルン橋)建設工事、同8月に完了したプノンペン市の洪水対策工事に続くものとなる。
同社ではインフラ整備事業への積極的な関与により現地の発展に寄与するとともに、これら実績を通じてカンボジアでのブランド力をより確かなものとしたい考えだ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2016/040817205/