生産性革新を目指す技術開発に利用
株式会社モルフォは、新しいディープラーニング学習システム「モルフォディープラーニングシステム」が、構造物の劣化診断の効率化を目的として、前田建設工業株式会社に採用されたと発表した。
建設業界では、将来において建設需要が縮小し、新設から維持更新へシフトすると予想される。また、深刻な技能労働者不足などの課題もあり、一層の生産性向上が求められている。
前田建設では、これまで構造物劣化診断の効率化を目指し、技術開発に取り組んできた。今回、ディープラーニングを用いて、生産性革新のための新しい技術開発を進める。
組み込み可能なディープラーニング技術
モルフォディープラーニングシステムは、画像認識ソフトウェア開発に特化した機械学習システム。
機械学習の結果と、モルフォの認識エンジンと組み合わせるだけで、ディープラーニング技術を応用した高精度で高速な画像認識処理を顧客の製品やサービスに組み込むことが可能だ。
また、同システムは、実用的に画像認識を行うためのネットワークモデルを、あらかじめ複数用意している。利用者は、学習用の画像を収集するだけで、スピーディーに画像認識ソフトウェアの開発を始められる。
さらに、モルフォでは、画像認識ソフトウェアの開発と、性能評価のサポートも実施。性能向上や最適化のためのコンサルティングおよびシステムのカスタマイズにも対応する。
▼外部リンク
株式会社モルフォ プレスリリース
https://www.morphoinc.com/news/20160407