川崎重工業など、「HySTRA」にて水素エネルギーに関する実証事業を本格始動

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川崎重工業など、「HySTRA」にて水素エネルギーに関する実証事業を本格始動

2016年04月05日 19:00

4社で協力

川崎重工業、岩谷産業、シェルジャパン、電源開発(以下、Jパワー)の4社は、4月1日、「技術研究組合 CO2フリー水素サプライチェーン推進機構」(略称、HySTRA)にて、水素エネルギー社会実現に向けた実証事業を本格的に開始したことを明らかにした。

「HySTRA」の役割

「HySTRA」は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実証事業の実施主体として設立。

具体的には、水素源となる資源からの水素製造、輸送・貯蔵、利用に至るチェーンで必要となる技術確立と実証を主目的とし、「褐炭ガス化技術」のパートと、「液化水素の長距離大量輸送技術」および「液化水素荷役技術」の2つのパートに分かれて実証事業を実施する予定だ。

なお、「褐炭ガス化技術」の技術実証では、国内で石炭ガス化複合発電に取り組んでいるJパワーが手掛け、他の3社は共同で、「液化水素の長距離大量輸送技術」および「液化水素荷役技術」の技術実証を担当し、CO2フリー水素サプライチェーン商用化に向けた課題の抽出を行うとされる。

安価で安定的に水素を供給

2014年6月、経済産業省は、「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を発表。

「HySTRA」は今後、CO2フリー水素を安価で安定的に供給できる「水素エネルギー社会」の導入に向け、2020年度を目途に共に活動していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

川崎重工業 プレスリリース
https://www.khi.co.jp/news/detail/20160401_1.html

岩谷産業 プレスリリース
http://www.iwatani.co.jp/jpn/newsrelease/

シェルジャパン ホームページ
http://www.shell.co.jp/

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