マンション向け電力調達会社を新設
野村不動産ホールディングスは4月1日、電力小売全面自由化に向け、電力調達新会社「NFパワーサービス」を設立したと発表した。
ファミリーネット・ジャパンとの共同出資によるもので、2月23日に資源エネルギー庁から小売電気事業者の登録を受けた。小売電気事業者登録はデベロッパー系会社としては初となる。
マンション向け高圧一括受電サービスを提供
野村不動産ホールディングスは2012年から、マンション高圧一括受電サービスとICTを融合した「enecoQ(エネコック)」サービスをファミリーネット・ジャパンと共同開発し、野村不動産が販売する分譲マンションに提供してきた。
2014年には野村不動産パートナーズとファミリーネット・ジャパンの業務提携によるサポート体制のもと、既築マンション向け高圧一括受電サービスの提供も開始している。
今後はNFパワーサービスが、マンション向け高圧一括受電サービスなどを担当し、高度な需要予測モデルをもとに、効率的な電力調達を行う。
高圧一括受電サービスによって得られるメリットを、管理組合の要望に合わせたオーダーメイド型の料金メニューで分配するのが最大の特徴。入居者の電気代の割引と、管理費収支改善が実現するという。
(画像は、野村不動産ホールディングスのホームページより)
▼外部リンク
野村不動産ホールディングス株式会社のプレスリリース
http://www.nomura-re-hd.co.jp/cfiles/news/n2016040101044.pdf