2月の受注総額は9,906億円
国土交通省は3月31日、「建設工事受注動態統計調査(大手50社 平成28年2月分)」を公表した。これによると、2月の受注総額は9,906億円。対前年同月比で12.4%下落し、2か月連続での減少となった。
このうち民間工事の受注高は、対前年同月比11.8%減の6,887億円。製造業は15.8%増加したものの、非製造業が16.8%減となり、2か月連続で減少している。
発注者別でみると、増加したのは金融業、保険業、製造業、情報通信業など。減少したのはサービス業、不動産業、電気・ガス・熱供給・水道業などだった。
公共工事は3か月連続で減少
2月における公共工事の受注高は、対前年同月比17.8%減の2,394億円で、3か月連続で減少している。国の機関は27.9%の減少。一方、地方の機関は5.4%増加した。
発注者別では国の機関がすべて減少。地方の機関では市区町村などが増加したが、道府県、地方公営企業が減少している。
工事種類別では建築、土木がともに減少。治山・治水、事務所・庁舎、土地造成などが増加したものの、道路、土木その他、医療・福祉施設などの減少がみられた。
また、2月の海外工事は、対前年同月比23.2%増の183億円。2か月連続で、増加している。
(画像は、国土交通省のホームページより)
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press.html