いよいよ稼働開始
IHIは、3月31日、グループ会社の新潟トランシスと共同で、香港国際空港向け新交通「Automated People Mover」すなわち、ゴムタイヤ方式を採用した全自動無人運転車両(以下、APM)システムの建設工事を完成させたことを発表した。
香港国際空港の利用者は年々増加している。IHIは、これまでも同空港を運営する香港機場管理局より、空港関連の工事を多数受注してきたという。
受注概要
今回完成したAPMシステムも、2011年、香港機場管理局から受注した。
具体的な工事内容は、新しい軌道、電力・通信設備、プラットホームドア、新車両10両および、無線式通信ベース列車制御方式を採用した信号システムへの更新工事など。
現在運行中のAPM路線を約1.4キロメートル延長し、同空港の施設利用者を輸送するものとして、APMシステムは、輸送能力拡充と利便性の向上に大きく貢献するものと位置付けられている。
海外へAPMシステムを提案
IHIは、2017年初の完成を目指し、現在も新車両6両の製作と、スカイピアライン信号システムの全面取り替え工事を進めているところだ。
同社は今後も、世界各国の空港や都市交通向けに、APMシステムを開発し、受注拡大に取り組む方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2015/press/
新潟トランシス ホームページ
http://www.niigata-transys.com/