コジェネレーション事業の一環
中部電力は、3月29日、タイ国(以下、タイ)で建設を進めてきた「ラッカバンコジェネレーション発電所」が、商業運転を開始したことを発表した。
同社は、2011年、タイにおいて現地パートナーと共同で、工業団地内コジェネレーション事業に参画。今回運転を開始した新発電所のほか、バンプー工業団地内でも、出力24万kWのコジェネレーション発電所の建設を、2016年下期の完成を目指して進めている。
新発電所の概要
出力12万kWを有する「ラッカバンコジェネレーション発電所」は、バンコクの約30キロメートル東に位置するラッカバン工業団地内に建設、設置された。
今後は、タイ発送電公社(以下、EGAT)が優遇価格にて電力購入を長期保証する「SPPプログラム」に基づいて、25年間にわたって電力を卸販売するとともに、工業団地内の顧客向けに、電力と蒸気を直接販売する予定である。
JERAを通じて国際競争力を強化
中部電力は、東京電力と共同でJERAを設立。今年7月、海外での発電事業については、JERAに統合されるという。
同社は、今後、JERAを通じて事業拡大を推進し、海外にて競争力のあるエネルギー供給を目指す方針である。
(画像はプレスリリース別紙より)
▼外部リンク
中部電力 プレスリリース
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