天然ガスの需要の増加に対応
東京ガスは、3月25日、茨城港日立港区内において建設を進めていた「日立LNG基地」の工事を完了し、営業運転を開始したことを発表した。
また、新たに敷設した高圧ガスパイプライン「茨城~栃木幹線」の供用を開始したことも併せて明らかにした。
新施設の概要
「日立LNG基地」は、同社が初めて東京湾外に建設したLNG基地。LNG船やLPG船の受け入れ設備となる大型桟橋、容量23万キロリットルの地上式LNGタンクや、容量5万キロリットルの熱量調整用LPGタンク、ガス製造設備などを備えている。
一方、今回新たに敷設した高圧ガスパイプラインは、既存の「栃木ライン」と接続。これにより、首都圏を中心に950キロメートルの高圧パイプライン網が完成したことになる。
エネルギーセキュリティ向上に貢献
同社はこれまで、根岸、袖ケ浦、扇島LNG基地の3基地を所有。今回新たに「日立LNG基地」が加わり、全てが連携することで、供給インフラの安定性向上につながると期待を寄せる。
また、同社は「日立LNG基地2号タンク」と「茨城幹線」の建設を予定しており、高圧ガスパイプラインのループ化を更に図ることで、関東圏全域のエネルギーの安全かつ安定的な供給を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京ガス プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/