オール電動化でごみを収集
川崎市は、3月17日、JFEエンジニアリングと、廃棄物発電を活用した「ゼロ・エミッションシステム」によるごみ収集の実証試験に関する協定書を締結し、川崎市浮島処理センターにて実証試験開始式を行ったことを発表した。
なお、この実証試験は来年3月31日まで実施される予定で、第1段階、第2段階と、段階を経て行われる計画である。
実証試験の概要
実証試験では、ごみ焼却発電施設で発電する電力を活用し、電池交換型EVごみ収集車を稼働させるとともに、災害時には非常用電源としても活用していく。
具体的に、第1段階では、車両や電池ステーションの動作を確認。電池交換型EVごみ収集車を運転し、ごみの収集・運搬を、市のごみ収集車と連携して行い、第2段階では、運用上の確認をする。
また、市の防災訓練において、電池交換型EVごみ収集車の電池を、投光機や携帯電話の充電等の電源として活用する予定だ。
日本初の取り組み
このような実証試験は、日本初。エネルギー循環型の地球環境にやさしい取り組みであり、両者は近い将来の実用化を目指す。
そして今後も、両者は、最先端の技術を用いて、環境にやさしい社会の実現に貢献していく方針である。
(画像は報道発表資料より)
▼外部リンク
川崎市 報道発表資料
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/cmsfiles/
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2016/20160317.html