住友商事と三菱日立パワーシステムズ、東芝プラントシステムは、タンザニア連合共和国(以下、タンザニア)にて、同国最大で同国初となるKinyerezi天然ガス焚き複合火力発電所(以下、キネレジ発電所)の工事に着手したことを発表した。
タンザニアの主力電源は、水力発電によるものだ。しかし、近年の旺盛な電力需要の伸長等を理由に、日常的な電力不足が喫緊の課題として挙げられていたという。
キネレジ発電所は、2018年の完成を目指し、ダルエスサラーム(旧首都)から約30キロメートル南西に建設される計画だ。発電容量は、240メガワット。完成後は、タンザニア発電設備容量の約20%の電力を担う予定である。
住友商事は、国営電力公社(Tanzania Electric Supply Company Limited)と土木据え付け込み一括請負契約(EPC契約)を締結。主契約者として全体の取り纏めを行う。
また、三菱日立パワーシステムズは、主要機器であるH-25ガスタービン6基および発電機を供給し、東芝プラントシステムが排熱回収ボイラー、蒸気タービン等の供給、土木、据え付け工事および技術面のサポートを担当するという。
日本政府は、現在、「質の高いインフラパートナーシップ」を推進中だ。
3社は、今回の新発電所建設において、日本の資金、技術等を活用してタンザニアの基礎インフラ整備に取り組むとともに、安定的な電力供給と同国の経済発展に貢献していく方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
住友商事 ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/
三菱日立パワーシステムズ 新着情報
http://www.mhps.com/news/20160317.html
東芝プラントシステム プレスリリース
http://www.toshiba-tpsc.co.jp/file/topics/10368_1.pdf