明治・大正期の近代建築の魅力を知る講演会
東京都は5月13日、「講演会・近代建築史シリーズ」を開催する。
毎回好評を得ている近代建築史を学ぶ講演会で、今回は旧岩崎邸が建築120年を迎えるのを記念して、旧岩崎邸を含めた近代建築の魅力について紹介する。
旧岩崎邸は現在、国指定重要文化財に指定されており庭園が公開されている。三菱財閥創設者岩崎彌太郎の長男で、第三代社長の岩崎久彌の邸宅として、1896(明治29)年に竣工。当時は1万5,000坪の敷地に、20棟以上の建物が立ち並ぶ勇壮な邸宅として注目を集めた。
現在は敷地面積が3分の1となり、ジョサイア・コンドル設計の洋館と撞球室、名棟梁として知られる大河喜十郎が手がけた和館大広間の3棟のみが残っている
ジョサイア・コンドルや辰野金吾らの代表作を紹介
講演会の開催日時は5月13日、15時~16時30分。会場は、旧岩崎邸庭園 洋館1階大食堂・客室。
当日は建築史家の米山勇氏を招き、旧岩崎邸洋館を中心に明治・大正の近代建築についての講演が行われる。旧岩崎邸を設計したジョサイア・コンドルや、東京駅の設計者として有名な辰野金吾らの代表作について、豊富な写真を交えて見どころや特徴を紹介する。
講演への参加費は無料だが、旧岩崎邸庭園の入園料は別途必要となる。申し込み方法などの詳細は、東京都のホームページを参照のこと。
(画像は、東京都の報道発表資料より)
▼外部リンク
東京都の報道発表資料
http://www.metro.tokyo.jp/22q3e100.htm