NTEエナジー向け連続受注
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、3月15日、米国のNTEエナジーより、キングスマウンテン発電所向け「M501GAC形ガスタービン」を受注したことを発表した。
昨年8月、同社は、NTEエナジーより、ミドルタウン発電所向けにガスタービンを受注しており、今回は連続受注として期待が寄せられている。
受注概要
キングスマウンテン発電所の出力は47万5,000キロワット。米国の発電会社であるNTEエナジー傘下のNTEカロライナLLC(NTE Carolinas LLC)によって、ノースカロライナ州クリーブランド郡に新設、運営される。
MHPSは、天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の中核機器となる「M501GAC形ガスタービン」を、ジョージア州のサバンナ工場で製作し、発電機とともに同発電所に供給するほか、技術者を派遣して現地の指導に当たるという。
なお、同発電所の運転開始後は、地域の電力需要に対応し、約40万世帯分の電力を賄うことになる。
最もクリーンで高効率な発電方式
MHPSのG形ガスタービンは、これまでに世界各国で97基を受注。なかでも北米向け「M501GAC形ガスタービン」の受注累計は23基にのぼる。
同社は、今後も、化石燃料を使用した最もクリーンかつ高効率な発電方式であるGTCC発電を推進し、高効率ガスタービンとGTCC発電設備の普及拡大を目指す方針だ。
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ プレスリリース
http://www.mhps.com/news/20160315.html