東西をつなぐ人の流れに期待
東鉄工業株式会社は、JR常磐線大甕(おおみか)駅の東西を結ぶ自由通路新設に着工した。今後は、新駅舎の整備も予定され、2018年頃の完成を目指す。
駅舎及び自由通路の整備は、大甕駅周辺地区整備事業の一環で、事業主の日立市が、JR東日本水戸支社を発注者として、協定を結び実施する。本格的な工事の着手前に、関係者一同が、工事の安全を祈願した。
同工事によって、駅東西の分断が解消されるだけでなく、日立市が進めている新交通であるバス高速輸送システム(BRT)と、JRとの交通結節点が新設されることになり、地域活性化や、まちづくりに大きな期待が集まる。
工事の概要
駅東側と西側では、約4メートルの高低差があり、延長約81メートル、幅約5メートルの自由通路は、線路下に地下通路として建設。改札も地下に移動。合わせて、エレベーターなどのバリアフリー設備を整備する計画だ。
工事は、供用中の線路直下の地下部を掘り進めるため、軌道変位をミリ単位で監視するなど、万全の安全施工体制を構築し、工事を進める必要がある。
同社は、これからも鉄道関連工事のリーディングカンパニーとして、安全で快適な交通ネットワークと社会基盤の創造に貢献していくという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東鉄工業株式会社 プレスリリース
http://v4.eir-parts.net/
日立市 関連サイト
http://www.city.hitachi.lg.jp/