水素エネルギーで自給自足
東芝は、3月14日、「変なホテル」第2期棟(ウエストアーム)に納入した自立型水素エネルギー供給システム「H2One(TM)」が完成し、運転を開始したことを発表した。
「H2One(TM)」の概要
「H2One(TM)」は、太陽光発電、蓄電池、水素製造装置、水素吸蔵合金タンク、純水素燃料電池により構成される、CO2フリーの自立型水素エネルギー供給システム。水と太陽光発電のみで、年間を通じてホテル1棟12室分の電力を賄えるという。
夏季には、太陽光で発電した電気(62kW)の余剰電力を利用し、水を電気分解して製造した水素を、タンクに貯蔵。一方、冬季には、貯蔵した水素を利用し、純水素燃料電池で発電する。
また、タンクには、水素を高密度で貯蔵できる水素吸蔵合金を採用。タンクサイズの小型化に成功したことにより、システムの省スペース化を実現した。
次世代の水素社会に貢献
東芝は、水素関連事業を推進し、再生可能エネルギーを水素によって最大限利活用できる次世代型水素社会の実現を目指す。
また、今後も、それぞれのシーンに合わせ、効率的で安定的なエネルギーの供給に貢献していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
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