三菱商事株式会社は韓国の斗山重工業とベトナム現地パートナー2社との4社が、ベトナム電力公社Vietnam Electricityが同国南部ビントゥアン省ビンタン地区に計画している石炭焚火力発電所の建設工事を受注したと発表した。
ベトナムでは経済が上向きであり今後も6%台後半~7%台のGDP成長率が予想されている。この状況から前年と比較して10%以上の電力需要の伸長が見込まれている。
しかしベトナムでは最大の経済圏であるホーチミン市がある南部地域では、電力需給が逼迫してきている。しかし計画されている電源開発の遅延が問題となっているということから、今回受注したプロジェクトはベトナムの今後の経済成長を支える安定した電力供給を実現することができるようにするため重要なプロジェクトだとされている。
このプロジェクトは三菱商事が斗山、ベトナム現地パートナー2社とのコンソーシアムにて、2013年にVietnam Electricityから受注。現在建設中のビンタン4石炭火力発電所の隣接地に、1基追加にて建設するものだ。
三菱商事が蒸気タービンと発電機の供給、斗山がボイラーの供給や現地工事、ベトナム現地パートナー2社についてはプラント補機の供給を担当することになっている。
今回建設する発電所は、超臨界発電所として計画されている完成するとベトナムで現在稼働している他の発電所よりも高効率であり、そのうえ環境にも配慮した発電所となるように計画されている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱商事株式会社 プレスリリース
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