寺田倉庫と一般社団法人の日本建築文化保存協会は7日、建築模型に特化した展示施設「建築倉庫ミュージアム」を今春にもオープンすると発表した。
この「建築倉庫ミュージアム」は東京都品川区の寺田倉庫本社ビルに設けられるもので、高さ5.2m、およそ450平米にわたる空間に計116の棚を設置。“収蔵庫そのものを展示する、新たな鑑賞体験”をコンセプトとし、日本の建築家や設計事務所による建築作品の模型を、スタディから竣工模型にいたるまで幅広く鑑賞することが可能だ。
また展示される建築模型の各棚には、出展者名と QR コードからなるパネルを併設。手持ちのスマートフォン等端末でQRコードを読み取ると、出店者の活動や模型作品の竣工写真、図面といった詳細な情報を閲覧することができる。
これらミュージアムとしての機能に加え、「建築倉庫ミュージアム」は模型専門を保存・保管する場としても機能するのが特徴だ。模型にとって最適な環境をつきつめることで建築文化における貴重な資料を保存・保管し、アーカイブ化とそれにともなう価値の追求を行うことも「建築倉庫ミュージアム」の役割として期待されている。
寺田倉庫と日本建築文化保存協会によれば、日本の建築はデザイン・技術ともに最高基準の質を備えており、世界の注目を集めているとのこと。その日本における建築文化を後世に伝える重要なアーカイブ資料や美術品として、近年建築模型は注目を集めつつあるという。
こうした背景の元、「建築倉庫ミュージアム」では専門家ら国内外からの来場者に向け、希少性の高い建築模型を広く公開。建築模型の展示から保存、教育と普及に至るまでを包括する多彩な活動により、日本の建築文化のさらなる発展とそのアーカイブ化を目指す構えだ。
開館日:火曜日〜日曜日
(月曜日休、ただし月曜日が祝日の場合は翌火曜日休)
開館時間:10:00-18:00 入館料:大人1,000円、学生500円(税込)
住所:東京都品川区東品川2-6-10寺田倉庫本社ビル1F
(プレスリリースより引用)
▼外部リンク
寺田倉庫、日本建築文化保存協会によるプレスリリース
http://www.terrada.co.jp/wp/wp-content/
建築倉庫ミュージアム 公式サイト
http://www.archi-depot.com/