不燃化特区の中核事業
旭化成不動産レジデンスが事業協力者となっている「中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業」が東京都から組合設立認可を受け、3月5日に組合設立総会が開催された。
整備事業の対象となるのは、東京都品川区中延二丁目2番地の一部および3番地の約0.7ヘクタールの区域。
東急池上線「荏原中延」駅から北西に250~300メートルに位置しており、東京都の「木密地域不燃化10年プロジェクト」の先行実施地区として、不燃化特区に指定された「東中延一・二丁目、中延二・三丁目地区」のなかでも特区全域への波及効果が大きい地域として、中核事業に位置づけられている。
13階建てのマンションに立て替え
中延二丁目旧同潤会地区は関東大震災の復興住宅として建設された旧同潤会のうち、戦争で焼け残った部分を取り囲む形で住宅が建設されてきた地域である。
このため接道不良で建て替えができない老朽木造家屋が多い。地域一帯の道路も狭く、街区の奥に消防車や救急車が進入できないなど、災害時の危険性の高さも懸念されている。
今回の事業計画では土地と建物を共同化して、地下1階・地上13階の不燃建築物への建て替えを計画しており、街区全体の不燃化・延焼防止効果を高めると同時に、狭あい道路を解消し、地域住民が安全に避難できるよう歩道状の空地を確保する。
(画像はプレスリリースより)
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旭化成不動産レジデンス株式会社のプレスリリース
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