仮設焼却施設はフル稼働
日立造船および安藤・間、神戸製鋼所は、3月7日、福島県浪江町の仮設焼却施設が、現在1日24時間、廃棄物処理業務(減容化処理)を行っていることを発表した。
施設の概要
日立造船、安藤・間、神戸製鋼所の3社は、特定共同企業体を結成。環境省福島環境再生事務所より「浪江町対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)」を受注し、日量300トンもの処理能力を有するストーカ式焼却炉を設置した。
施設では、放射性物質汚染対処特措法に基づき、福島県浪江町内の災害廃棄物の減容化処理を昨年6月に開始。2017年4月までに合計16万3,000トン(津波廃棄物、家屋解体廃棄物、片付ごみ、除染廃棄物)の災害廃棄物を安全に焼却し、廃棄物を20%から5%程度まで減容化することを目指す。
復興に最大限の貢献を
被災地の復興に向け、3社による特定共同企業体は、これまでも放射性物質を取り扱う技術など、高度な技術を提供しており、今後も引き続き、災害廃棄物を適正に処理することで、地域への貢献をしていく方針である。
なお、この施設の解体・撤去工事は、2017年5月~2018年3月の予定だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日立造船 ニュースリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2016/03/
安藤・間 新着情報
http://www.ad-hzm.co.jp/info/2016/pre/
神戸製鋼所 プレスリリース
http://www.kobelco.co.jp/releases/2016/