石炭火力発電所を建設
JENホールディングス株式会社と株式会社関電エネルギーソリューションが共同出資によって設立した仙台パワーステーション株式会社は3月2日、宮城県仙台市の仙台港にて石炭火力発電所の建設を開始したと発表した。
なおJENホールディングスは、伊藤忠エネクス株式会社の100%子会社だ。
この事業では安定した電力供給の実現を目指しており、東日本大震災で被災した工場の跡地で出力11.2万kWの石炭火力発電所を建設する。営業運転の開始は2017年10月を予定している。
公害防止協定を締結
仙台パワーステーションは発電所の運転を開始する前に、関係自治体で構成される「仙塩地域七自治体公害防止協議会」との間で、公害防止協定を締結した。
伊藤忠グループの火力発電においては、発電する場合に発生する電気と蒸気の両方を活用することができる、高効率なコジェネレーション運転を行っている。
これによって総合熱効率を高めることができ、CO2を削減することが可能。これによって環境負荷を低減できる。
伊藤忠グループでは、電力の安定供給と、環境への配慮、地域との共生を企業としての重要な社会的使命と考えている。
再生可能エネルギーへの積極的な取り組みとしては、伊藤忠グループが発電している総出力182MWの内、約29%、52MWが風力・水力等の再生可能エネルギーで構成されている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
伊藤忠エネクス株式会社 ニュースリリース
http://www.itcenex.com/newsrelease/2016/pdf/