東亜建設 共同で「作業船保守管理システム」を開発

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東亜建設 共同で「作業船保守管理システム」を開発

2016年03月05日 21:00

クラウド化で作業船の状態を共有

東亜建設工業株式会社と信幸建設株式会社は、クラウドサービスを活用し、作業船設備の効率的な保守管理を可能とする「作業船保守管理システム」を開発した。

海上工事を計画通りに実施するためには、使用する作業船を常に稼働できるように維持管理する必要がある。そのためには作業船に搭載されている様々な設備を適切に整備し、現場での設備トラブルを予防することが重要だ。

そこで、設備の状態に関する情報を共有するために、これをクラウド上に一元化。効率的な保守計画や管理を実現したことで、保守管理コストの削減にも期待ができるという。

システムの概要

同システムは、種々のデータを管理する「システムサーバー」、本社に設置する「本社システム」、支社に設置する「監督システム」、作業船で船員が運用する「点検支援タブレット」で構成。

システムサーバーから、個々の作業船の設備情報に合致する作業リスト・点検表をタブレットにダウンロード。整備・点検後に、結果の保守管理データをシステムサーバーにアップロードするだけだ。

監督システムは、保守管理データから整備・点検の進捗を確認し、整備計画の立案・作成を行う。本社システムでは、整備計画の確認や承認を行い、各作業船の状態をリアルタイムに把握可能。

システム利用の効果は、関係者間での情報共有はもとより、整備履歴を蓄積することで作業者に依存することなく、設備の状態を正確に把握可能となり、効率的な整備計画と保守管理によるコスト削減効果もある。

さらに、今後は、同システムと、既存の振動計測設備用の「作業船設備診断システム」、現在開発中の「作業船電動機劣化診断システム」を統合し、予知保全と保守管理を強化し、さらなる整備効率の向上を目指すという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

東亜建設工業株式会社 プレスリリース
http://www.toa-const.co.jp/

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