ウェンティ・ジャパン、日本製紙による合弁企業より受注
三井造船は3月3日、日本製紙ウェンティ風力が秋田県秋田市向浜地区で計画中の風力発電事業に関し、発電所の建設を行う「向浜風力発電所建設工事」を受注したと発表した。
日本製紙ウェンティ風力は秋田市に本社を置くウェンティ・ジャパンと、東京都に本社を置く日本製紙により設立された合弁企業。発電所は日本製紙の秋田工場と隣接する土地に設けられる形となる。
総出力7.49メガワットの発電所を建設
三井造船では今回、発電所建設にかかる設計から風車・変電機器などの調達、さらには施工と試運転調整までを一括して担当。発電所内にはGE(ゼネラル・エレクトリック)製の2.5メガワット級風車を3基設置し、総出力は7.49メガワットとなる見込み。
同社では日本製紙はもちろん、秋田の地元企業の協力を得ながら建設を進める方針を打ち出しており、2018年1月の引き渡しを目指して工事を進める予定だ。
三井造船、風力発電所プロジェクトへの関与進める構え
三井造船によると、秋田県の風力導入は国内でも有数の規模。また世間的な再生可能エネルギーへの関心の高まりも背景に、同社では今後秋田県におけるさらなる受注獲得を目指す。
また、今回の工事と類似した規模の風力発電所プロジェクトについては地元の合意が得やすいとしており、引き続き積極的な関与を進める考えだ。
▼外部リンク
三井造船 プレスリリース
http://www.mes.co.jp/press/2016/20160303.html