18基の運転を開始
日立製作所(以下、日立)は、3月2日、青山高原ウインドファームが手掛ける「新青山高原風力発電所」向け2MW風力発電システム(HTW2.0-80)18基が完成し、同日より運転を開始したことを発表した。
青山高原ウインドファームは、青山高原に建てられた集合型風力発電所を運営。青山高原は、三重県伊賀市東部から津市西部にかけて広がる布引山地の一部で、国内屈指の好立地として知られている。
受注概要
日立の2MW風力発電システム(HTW2.0-80)には、ダウンウインド方式を採用。吹上風が吹く地帯での発電効率が良いことや、風見鶏効果による風荷重低減で、基礎工事コストを低く抑えることができるのがメリットだ。
同社は、2012年12月、新青山高原風力発電所の造成工事から設計、製造、据え付けまでを受注。今回第1期工事分として18基(36MW)が稼働を開始した。
今後、第2期工事分22基(44MW)の建設を進め、2017年3月までに、国内最大出力となる40基(80MW)の風力発電システムの運転開始を目指す。
低炭素社会に貢献
日立の風力発電システムにおける受注実績は、200基以上にのぼる。
同社は、これからも風力発電をはじめとする自然エネルギー事業を推進し、環境負荷低減社会の実現に取り組む方針だ。
▼外部リンク
日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/