国内最大級のバイナリー発電所を設置
出光興産は、3月1日、100%子会社である出光大分地熱 滝上事業所において、「滝上バイナリー発電所」の建設を開始したことを発表した。
なお、バイナリー発電とは、低沸点媒体を用いることで、低温の蒸気、熱水での発電を可能にする発電方式のことである。
「滝上バイナリー発電所」の概要
「滝上バイナリー発電所」は、再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用し、地熱発電事業を行う、国内で最大級のバイナリー発電所だ。
発電容量は、出力5,050kW、年間発電規模は、3,100万kWhを見込み、運転開始は、2017年3月を目指す計画である。
国産の再生可能エネルギーを供給
同事業所は、1996年に操業を開始した「九州電力 滝上発電所」向けに、発電用蒸気を供給。約19年間にわたり、国内トップクラスの高い設備利用率を維持しており、現在では、2万7,500kWへの出力増強にも対応しているという。
なお、今回設置する「滝上バイナリー発電所」も、同事業所敷地内に建設を開始。
同社は、日本におけるエネルギー源多様化を背景に、今後も、地熱のみならず、国産の再生可能エネルギーによる電力供給拡大を目指す方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
出光興産 ニュースリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2015/