GMPに対応した新工場
富士フイルムファインケミカルズ株式会社は2月24日、医薬品の製造管理・品質管理の基準であるGMPに対応した新工場を建設すると発表した。
富士フイルムファインケミカルズは長年培った、有機化合物の高度な合成技術や量産化技術、品質保証技術を活用し、高機能な化成品を提供している。
これらの技術を応用し広野工場へGMP対応の設備を導入することによって、高品質な医薬品中間体・原薬や治験薬の受託生産ビジネスに参入していく。
原薬の生産体制を強化
新工場はマルチパーパス生産に対応していくため、大容量の10,000L汎用釜をはじめとして2,000L~10,000Lの耐酸性を持つ「グラスライニング(GL)釜」、耐アルカリ性を持つ「ステンレス(SUS)釜」を導入することにした。
さらにクリーンルームや、数ミクロンレベルで原薬を粉砕できる原薬微粉砕機を備えることによって、原薬の生産体制を強化していく。
今後新工場を稼動させ、医薬品中間体・原薬の大量生産以外にも多品種少量生産など幅広いニーズに応え、受託生産ビジネスを拡大していく予定だ。
なお新工場は4月に着工し、2017年末に稼動する予定だ。
新工場の概要
工場名:広野工場第4工場
投資金額:約28億円
生産品目:医薬品中間体・原薬
(ニュースリリースより引用)
工場名:広野工場第4工場
投資金額:約28億円
生産品目:医薬品中間体・原薬
(ニュースリリースより引用)
▼外部リンク
富士フイルムファインケミカルズ株式会社 ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1048.html?