経済成長に伴う開発で
伊藤忠商事は、2月24日、インドネシア・カラワン工業団地にて、開発用地の造成工事を開始したことを発表した。
同国では、中間層の拡大に伴い、今後も国内消費者市場の伸長が想定されることから、生活消費財関連企業の進出も多く、工業団地開発への期待が高まっているという。
カラワン工業団地の概要
カラワン工業団地には、既総開発面積約1,200ヘクタールに現在約140社が入居。
ジャカルタ中心部から東へ60キロメートルに位置し、多様なビジネスニーズに柔軟に対応可能な工業団地として知られ、2013年にはインドネシア政府工業省より第一回最優秀工業団地賞を、昨年には、第二回優秀工業団地賞を獲得した実績がある。
同社は、インドネシア大手財閥であるシナルマスグループと20年超もの間、共同でカラワン工業団地の開発と運営を実施する計画で、今回、新たに約200ヘクタール開発用地を追加取得。引き渡し時期は、2017年春を予定している。
国内のノウハウを海外で
同社は、今後、国内の物流施設等で培った開発ノウハウを、アジア全域へ拡大していきたい考えだ。
また、製造業だけでなく、サービス業を手掛ける事業者に着目し、海外事業展開を推進していく方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
伊藤忠商事 ニュースリリース
http://www.itochu.co.jp/ja/news/2016/160224.html