ソフトウェア開発の株式会社OSKが、『SMILE BS 2nd Edition POWER見積Rel.4』を2月19日から発売する。同社は、見積から発注までをトータル管理できるソフト「POWER見積」を開発。そのバージョンアップとなるのが、「POWER見積Rel.4」である。
「POWER見積」は、多数の工種と明細から構成される見積を、表計算ソフトのように見やすいスプレッドシート状の画面で、階層を表示しながら入力できる見積管理システム。
さらに、見積の雛形や材料データ、過去の見積書をコピーして、効率よく見積書を作成するといった多彩な入力支援機能を備え、豊富な出力帳票も用意されている。また、見積段階で実行予算を立て、概算の利益の把握を可能にしている。
ニューバージョンの「POWER見積Rel.4」は、外部連機能として、見積書のデータを交換するための共通フォーマットとして、BCS.CSVに対応。また、BCS.CSV形式に対応した見積ソフトから出力された見積データの取り込みや、対応ソフトへの見積データの出力が可能になる。※BCS.CSVは、「一般社団法人 日本建設業連合会 関西支部」が規定
さらに、建設業界でよく利用される「建設物価調査会」と「経済調査会」の単価データも見積データとして取り込むことが出来る。工事見積で多く利用されている外部団体のデータを利用するこで見積書の作成が大変容易になる。
「POWER 見積」と連携する、新しい発注テンプレートも同時にリリース。発注テンプレートでは、「POWER 見積」で作成した実行予算を元に注文書を作成。さらに、実行予算の見直しや査定見込、実績入力をする査定処理を行う。それにより原価管理の精度向上が図られ、工事利益の確保が容易になる。
「POWER見積Rel.4」の販売価格は、スタンドアロン版が30万円、LAN版が55万円から。同時にリリースされる発注テンプレートは、スタンドアロン版が10万円、LAN版20万円からとなっている。なお、発注テンプレートの利用には「POWER見積Rel.4」が必要。
今回のシステムは、外部連携機能が充実。それにより、一層予定・実績原価の把握と無駄を排除がしやすくなる。システムの運用次第では、大幅なコスト削減も期待できる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
OSK『Power見積』プレスリリース
http://www.kk-osk.co.jp/news/press/press_2016021501.html