CASBEE対応の評価ツールの最新版が登場
三井住友建設は2月17日、「いきものプラス」をバージョンアップしたと発表した。
「いきものプラス」は三井住友建設、淺沼組、安藤・間、鴻池組、西武建設、錢高組、東亜建設工業、西松建設の8社が2014年に共同開発したもので、建築環境総合性能評価システムCASBEEに対応した評価ツール。
設計者が「いきものプラスに敷地情報などを入力すると、CASBEEに準じた評価の表示に加え、計画地の「推奨植栽植物種」や、種の「誘致動物」などが確認できる。
適用範囲を大都市圏に拡大
今回のバージョンアップでは、これまで東京23区でしか利用できなかった適用範囲を拡大し、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、愛知県でも使えるように改良した。郊外周辺部もカバーしており、土木の植栽計画にも活用できる。
開発8社はこれまで、運用情報などを共有するために「いきものプラス連絡会」を設立し、外部サーバを共有して「いきものプラス」を運用してきた。
しかし今回のバージョンアップを機に、会社ごとに運用する形式に改め、今後は各社が独自で改良などを行う方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設株式会社のプレスリリース
http://www.smcon.co.jp/021716636/