タイで連続して受注
横河電機は、2月12日、タイの子会社が、タイの小規模発電事業者12社により新たに建設されるコージェネレーションプラント向け制御システムを、受注する予定であることを発表した。
タイでは、電力需要の増加に対応する政府の施策により、現在、小規模発電事業者によるプロジェクトが多数計画中。今回、同社の受注が決定されることで、合計29件の受注になるという。
プロジェクトの概要
今回新設されるコンバインドサイクル発電方式のコージェネレーションプラントにおける総設備発電容量は、147万キロワット。2017年5月から2019年7月までの間にバンコク近郊の工業団地内に完工される計画である。
同社は、プロジェクトの設計、タイ国内の資機材調達、工事、試運転を手掛ける東洋エンジニアリングより受注を内定。
ガスタービン、排熱回収ボイラ、蒸気タービンを統括して監視、制御を行う統合生産制御システム「CENTUM(R)VP」を納入し、エンジニアリング、据え付け支援、試運転支援等を実施する予定だ。
豊富な実績とサポート体制が高評価
今回、連続して受注が内定した理由について、タイの発電所及び自家発電設備向けに納入した同社の制御システムと、これまでのサポート体制が高く評価されたとしている。
なお、同社は、今後も東南アジア及び南アジアの電力分野向け制御ビジネス市場での受注拡大を目指す方針だ。
▼外部リンク
横河電機 プレスリリース
http://www.yokogawa.co.jp/cp/press/2016/