国交省、サステナブル建築物等先導事業で事務所ビルなど2件を選択

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国交省、サステナブル建築物等先導事業で事務所ビルなど2件を選択

2016年02月10日 22:45

5件の応募から2件が採択

国土交通省は2月8日、「平成27年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」の第2回採択プロジェクトを発表した。

サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)は、再生産可能な資源である木材を大量に使う、大規模な木造建築物などの整備事例を募集し、先導的な設計・施工技術に費用の一部を補助する事業。

第2回公募は11月5日~12月7日の期間に実施され、5件の応募のうち、2件が採択された。

7階建て事務所ビルと6階建てカプセルホテル

採択されたのは、フレーバーライフ社が東京都国分寺市に建設する「国分寺フレーバーライフ社本社ビル新築工事」と、アイルインホテル&リゾートホテルが福岡県北九州市に建設する「(仮称)小倉京の湯新築工事」。

「国分寺フレーバーライフ社本社ビル新築工事」は木質ハイブリッド構造を採用した、7階建ての事務所ビル。

1~3階は鉄骨造で、4~7階は木質ハイブリッド耐火部材を採用した。低層階には木質外装材、木質外装ルーバー材を使った、温かみのある外観が特徴だ。搬送や施工を合理化するため、梁中間に継手がなく接合数が少ないノンブラケット工法が採用されている。

「(仮称)小倉京の湯新築工事」は、6階建てのカプセルホテル。1、2階を鉄骨造、3~6階を1時間耐火の枠組壁工法を用いた中層混構造の建築物である。

簡単に調達できる汎用流通材を使った合成梁を用いて、大スパンを実現し、大スパンを構成する架構部材には、国産スギ材のディメンションランバー、国産針葉樹合板が使われている。

(画像は報道発表資料より)

▼外部リンク

 

国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/1118455.pdf

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