再資源化事業を拡大
DOWAホールディングスは、2月8日、子会社のDOWAエコシステムが、「メルテックいわき」を設立し、焼却灰溶融処理・人工骨材製造施設を福島県いわき市に新設することを発表した。
ごみ処理施設等から発生する焼却灰について、自治体では、これまで最終処分で埋め立ててきたが、近年では、溶融処理等を再資源化するニーズが高まりをみせている。同社は、栃木県小山市で設立した100%子会社「メルテック」での実績をもとに、今回いわき市でも同様の施設建設を進めたい考えだ。
新施設の概要
新施設は、同グループにおいて、「メルテック」に続く、国内2拠点目となる焼却灰溶融処理・人工骨材製造施設で、いわき四倉中核工業団地内に建設。いわき市をはじめとする、福島県等の自治体から焼却灰受け入れを行う予定だ。
焼却灰等の処理能力は、1日あたり158.5トン。道路路盤材等の建設資材として人工骨材を製造し、回収された有価金属は、グループ会社の小坂製錬などでリサイクルされる。
なお、着工は7月を、竣工は2017年12月を目指す計画だ。
社会の需要ニーズに対応
同社は、小山市といわき市の2施設体制とすることで、焼却灰溶融処理・人工骨材製造事業を拡大していきたいとしている。
また、今後も、環境、リサイクル事業を推進するとともに、焼却灰の再資源化における受注拡大を目指す方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
DOWAホールディングス ニュースリリース
http://www.dowa.co.jp/jp/ir/news/2015/