設備の性能向上と延命措置
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、2月8日、モンゴルの国営電力会社である第四火力発電所(Ulaanbaatar Thermal Power Plant No.4, State Owned Stock Company)が運営する同国最大の石炭焚き火力発電所1~8号機のリハビリ工事を受注したことを発表した。
受注概要
今回のプロジェクトでは、同国のエンジニアリング最大手であるMCSインターナショナル社(MCS International LLC)と共同で、関連設備の新設、更新を行い、発電効率の向上を図るものだ。
具体的には、1~8号機に対し、ボイラーなどに付着する煤やダストを除去する「スーツブロワ」を追設。熱交換比率の低下を防ぎ、性能を維持する。
また、5~8号機では、石炭を微粉に粉砕し粗粒をカットする「石炭粉砕ミル」のコア部品を更新することで、ボイラーの高い燃費効率化、長寿命化を図るとともに、NOx(窒素酸化物)などの排出抑制につなげるという。
なお、工事完了時期は、2018年10月を予定している。
モンゴルの更なる発展に寄与
MHPSは、今回の改修工事を通じ、安定的な電力供給を実現することで、モンゴルの更なる発展に貢献してきたい考えだ。
また、同社が得意とする火力発電システムの製品群とサービスで、今後多様化するニーズに対応していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ プレスリリース
http://www.mhps.com/news/20160208.html