2月15日オートデスク株式会社が、クラウドベースのコラボレーションサービス「Autodesk A360 Collaboration for Revitk(日本版)」を発売する。これにより、建築プロジェクトのコラボレーションがより円滑に行えるということ。
同社は、Autodesk, Inc.の100パーセント出資子会社。製造、建築、土木といった産業で、3Dデザインソフトウェアを提供する世界的な企業である。
その活動は多岐に渡り、アカデミー賞視覚効果賞の受賞者に同社の顧客が16年連続で選ばれるという実績を持つ。1982 年のAutoCAD発表以来、世界市場に業界先進のデザインソフトウェアの開発に取り組む。
このAutodesk A360 Collaboration for Revitは、プロジェクトに関わるメンバーや関連データを一元管理。そして、メンバーがクラウド上の仮想空間でチームを組み、共同作業に参画することで、関連データを作成・共有しながら作業を進行し、チャット機能により、リアルタイムで意思疎通を図ることができる。
プロジェクトに関連したデータは、クラウドベースで提供されるため、運用する企業がサーバー環境を構築する必要がない。さらに、場所の制約を受けることもない。また、初期費用を抑えながら必要に応じた使用期間を選択することもできるため、ニーズに合わせた運用方法やコスト管理を行える。
このサービスの主な機能は、まず簡単な操作でプロジェクトを設定・運用できることである。さらに、プロジェクト数は無制限。そして、関連データの共有。
もうひとつは、メンバー間のコミュニケーション支援がある。使用する端末は、PCだけに留まらず、モバイルデバイスのアプリを使用しての閲覧も可能で、テキストチャットや画面ショットにより、リアルタイムでの共有が可能である。
希望小売価格は、3カ月:49,680円、1年:131,760円、2年:263,520円、3年:395,280円。1メンバーあたりの価格で「A360 Team」の1メンバーライセンスを含む。Revitのライセンスは含まれない。
市場は、これから新しい技術を利用した製造や建設、消費者の購買行動の変化、革新的な製品を生むコラボ レーション環境などが盛んになって、制作方法も今までにない新しい方向に転換している。そのため同社は、そういった市場ニーズの変化に対応できるよう取り組んでいる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
オートデスク株式会社 ニュースリリース
http://www.autodesk.co.jp/