募集期間は2月27日まで
国土交通省は2月1日、基礎ぐい工事における工事監理ガイドライン(案)に関するパブリックコメントの募集を開始した。意見募集期間は2月1日~2月27日まで。
国土交通省は昨年発覚した基礎ぐい工事問題の再発を防止するため、学識経験者から構成される「基礎ぐい工事問題に関する対策委員会」を設置し、12月25日に中間とりまとめを提出した。
とりまとめによる提言を受け、工事監理者が基礎ぐい工事で注意すべき点を示すガイドラインを策定するに当たり、ガイドライン(案)について、広く国民からの意見を集める。
基礎ぐい工事の確認方法の具体的内容や考え方を募集
ガイドラインの対象工事は、掘削孔内に既製コンクリートぐいを沈設する工法を採用した基礎ぐい工事。しかし、その他の基礎ぐい工事においても状況に合わせて参考できる内容であることが望ましいとしている。
工事監理者による「工事と設計図書との照合及び確認」の方法については、2009年に策定された「工事監理ガイドライン」で定められた方法による確認のほか、目視や工事施工者から提出される品質管理記録の確認、抽出による確認など、工事内容に応じた方法が用いられる。
今回募集するガイドラインは、基礎ぐい工事の確認方法について具体的な内容や考え方を示すものであり、既存の「工事監理ガイドライン」と併用することを想定したもの。
(画像は、国土交通省のホームページより)
▼外部リンク
国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press.html