電源や通信回線が確保できない現場で活躍
日本電業工作は1月28日、長野県の北陽建設に長距離無線LANシステム「FalconWAVE」を納入したと発表した。
北陽建設では現場の進ちょく状況の確認や安全性向上のため、事務所からリアルタイムに現場の状況を確認する方法を検討していた。
しかし作業現場は山間部が多く、電源や通信回線が確保できないという課題がある。この課題を解決するために、長距離無線LANシステム「FalconWAVE」の導入を決定した。
監視カメラと広域Wi-Fiで現場の安全性アップ
「FalconWAVE」は自立電源装置を利用した「マルチカメラ監視mini」と、「おくだけWi-Fi」で構成される。
「マルチカメラ監視mini」は、小型カメラと長距離無線LANを一体化した監視システム。太陽光発電による自立電源で作動するため、作業の進ちょく状況に合わせ、場所を移動して利用できるため、トンネル内や地下工事などにも活躍する。
「おくだけWi-Fi」は設置するだけで、広範囲をWi-Fiエリア化できるシステム。
電源不要で映像監視と、Wi-Fiによるリアルタイムでの通信が可能になり、山間部でも作業効率と現場の安全性が向上する。
▼外部リンク
日本電業工作株式会社のプレスリリース
http://www.den-gyo.com/news/pdf