高性能な蒸気タービン発電設備を供給
川崎重工業は、1月20日、韓国のロッテ建設(Lotte Engineering & Construction Co., Ltd.)から、蒸気タービン発電設備を受注したことを発表した。
なお、今回の受注は、同社におけるこれまでの豊富な実績および、供給する蒸気タービンの優れた性能、アフターサービスなどが総合的に評価されたものと位置付けられている。
受注した発電設備の概要
今回、川崎重工業が受注したのは、発電容量21.99MWの蒸気タービン発電設備1基だ。
一方、ロッテ建設は、国営公社の韓国地域暖房公社(Korea District Heating Corporation)向けに「バイオマス発電所」を新設するとし、受注した蒸気タービン発電設備は、2017年1月を目途に納入される予定である。
なお、このバイオマス発電所の燃料は、RDF(Refuse Derived Fuel/ごみ固形燃料)。同発電所で発生した電力や蒸気は、周辺地域へ供給される計画だ。
エネルギー・環境ビジネスを積極展開
川崎重工業は、これまでに370基を超える蒸気タービン設備を納入してきた。
同社は、今後も、分散型発電システムの需要拡大が見込まれるとし、蒸気タービン設備等の積極的な受注活動に取り組むとともに、エネルギー・環境事業を幅広く展開していく方針である。
▼外部リンク
川崎重工業 プレスリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20160120_2.html