水力発電で地域貢献
洸陽電機は、1月6日、岩手県八幡平市において、松川小水力発電所の建設を開始したことを発表した。
同社は、現在「地域貢献型水力開発」を推進しており、「調査」「建設」「維持管理」において、地元密着型の事業体制を構築。今回の小水力発電所建設は、同社初の試みであり、昨年10月29日、建設に着手したという。
新発電所の概要
新発電所には、松川土地改良区が管理する、後藤川幹線水路の落差工に、北陸精機製の小水力発電設備「パワーアルキメデス(高落差圧力管タイプ)」を設置。
農業用水を利用し、出力37kWの従属発電を行うもので、年間発電量は、一般家庭約92世帯分の年間電力消費量に相当する、約30万kWhを見込み、発電した電力は、固定価格買取制度により全量を売電する計画だ。
なお、運転開始は平成28年4月下旬を予定している。
東北圏内で初の事例
今回の事例のように、民間事業者が土地改良施設において、単独で発電事業を行うのは、東北圏内で初めて。
同社は、この事業を足掛かりに、今後も、地域に根差した水力開発に努めるとともに、水力のみならず、太陽光、地熱など様々な再生可能エネルギーの普及拡大に取り組む方針である。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
洸陽電機 ニュースリリース
http://www.koyoelec.com/news/release/