営業運転をスタート
東京ガスは、1月5日、福島県いわき市内に位置する小名浜サテライトの工事を完了し、小名浜中圧ラインを通じて、1月1日より天然ガスの供給を開始したことを発表した。
なお、サテライトとは、これまで使用していたガス導管からの延伸が困難な地域に、天然ガスを供給するためのガス製造所。今回完工したサテライトは、同社が堺化学工業小名浜事業所内にて建設を進めていたものである。
小名浜サテライトの概要
小名浜サテライトには、ローリー受け入れ口として、フレキシブルホースを3口、1,000キロリットルのLNGを貯槽できる縦置円筒型貯槽1基に加え、1時間あたり6.4トンものLNGを気化する、縦型温水式のLNG気化器2基を設置した。
同社は、まず、袖ケ浦LNG基地からLNGを出荷し、小名浜サテライトまでタンクローリーにて輸送。このサテライトにて気化した天然ガスを、総延長3.9キロメートルのガス中圧導管、「小名浜中圧ライン」に送り出し、同サテライト周辺の顧客に対して、天然ガスを供給していくという。
福島県で初
東京ガスが福島県において、同社運営のサテライトを建設し、天然ガスを供給するのは今回が初めて。
同社は、今後、首都圏における天然ガスのさらなる普及、拡大を目指すとともに、LNG供給を全国レベルに拡大していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京ガス プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20160105-02.html