アース棒が使えない現場でも大丈夫
ミライト・ホールディングスは1月4日、可搬形接地電極「かっぱ-くん」が日刊工業新聞社が主催する第58回十大新製品賞で「モノづくり賞」を受賞したと発表した。
かっぱ-くんはミライト・ホールディングスのグループ会社であるミライトと昭電が共同で開発した。市街地などアース棒を地面に打ち込めない現場で高所作業車や重機の感電防止用アース、接地抵抗測定時の補助電極として使用できる。
日本のモノづくりを奨励する十大新製品賞
「かっぱーくん」は、U字溝などのコンクリート面に置くだけで、アース棒と同等以上の機能を発揮し、塩水を使わず水道水のみで使用できることと1回の給水で1日分の作業が行えるのが特徴だ。
高所作業車は舗装路面で使用されることが多く、付属のアース棒が使えないという問題がある。可搬形接地電極「かっぱーくん」は、この問題を解決するために開発された。現場へと出かける前に、収納箱に水道水を補給するだけで使える。
十大新製品賞は、1958年に創設された表彰事業。新製品の開発を奨励するために、その年に開発・実作用化された商品から、優秀で国際競争力の強化に資する製品を日刊工業新聞社が選び、毎年表彰を行っている。モノづくり賞は、モノづくり技術が優秀な製品に贈られるもの。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
株式会社ミライト・ホールディングスのニュースリリース
http://mirait.co.jp/news.pdf