年頭挨拶で3つの経営指針を発表
1月4日、日立造船の取締役会長兼CEOである古川実氏が年頭挨拶にて、今年の経営指針を発表した。
今年の干支は丙申。「明らか、盛ん、伸びる」などの意があるとされている。丙申にちなみ、日立造船もさらなる成長・発展を目指すとし、「環境エネルギー事業の拡大強化」、「ものづくり事業の再建と強化」、「研究開発力の強化」を3つの指針として掲げた。
主力のごみ焼却発電のほかバイオマスや風力発電も強化
第1の指針である「環境エネルギー事業の拡大強化」では、喫緊の課題である地球温暖化防止対策に対応すべく、国内外での環境エネルギー事業の受注拡大を目指す。
再生可能エネルギー分野の主力事業であるごみ焼却発電においては、ずば抜けた発電効率化を武器に積極展開していく方針だ。国内では大口需要家をターゲットとするPPSの本格化、海外では中国をはじめとする東南アジアに注力する。
技術面では建設費のコストダウンを図るほか、IoTによる自動運転技術で差別化を図り、業界での地位の更なる強固を目指すとした。
このほか海水淡水化プラントとごみ焼却発電を組み合わせた独自のハイブリッド造水や、バイオマス発電事業にも取り組む。風力発電分野ではこれまでの実績は陸上でのプラントのみだったが、今年は洋上風力発電に参入を目標に掲げた。
古川実氏は「環境エネルギー事業の拡大強化」について
これから廃棄物(WASTE)、水(WATER)、風(WIND)の3Wに注力します
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像は、日立造船のホームページより)
▼外部リンク
日立造船株式会社のニュースリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/release.html