化石燃料を使わない「グリーン水素シティ」
大阪狭山市は12月28日、清水建設など民間事業者と共同で化石燃料を使用しないまちづくり「グリーン水素シティ」を実現させると発表した。
水素を活用した電力発電・供給事業を行う「メルシーfor SAYAMA株式会社」を設立。メルシーfor SAYAMAと清水建設などの民間事業者を構成員とする、「グリーン水素シティ事業推進研究会」プロジェクトを立ち上げた。
脱・化石燃料の先駆的モデルを目指す
昨年パリで行われたCOP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)では、各国が化石燃料に依存しない「脱炭素」への支持を表明。地球温暖化防止に向けた取り組みとして、参加各国がC02の削減目標を掲げた。
日本でも今春4月から家庭など個人消費者も自由に電力が購入できる小売全面自由化が施行されることもあり、エネルギー供給に関する関心が高まっている。
このような状況を背景に、大阪狭山市が化石燃料からの完全脱却を目指し、世界初の試みとして水素によるエネルギー供給によるまちづくりに取り組む。
今後は他の地方公共団体と連携しながらグリーン水素シティの実現に向けた研究を進め、その成果を今年4月に開催される「国際産業見本市ハノーバーメッセ2016」へ出展するなど、最新技術を導入した事業を展開していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
メルシーfor SAYAMA株式会社のプレスリリース
http://prtimes.jp/16978.html
メルシーfor SAYAMA株式会社のホームページ
http://merci-s.jp/index.html