特別評価方法認定を取得
株式会社熊谷組は12月24日、野原産業株式会社、有限会社泰成電機工業と共同にて乾式遮音二重床NSフロアー(NS−Qタイプ)を開発。これについて国土交通大臣の特別評価方法認定を取得したと発表した。
現在、重量床衝撃音対策や軽量床衝撃音対策の性能評価を受けるためには、国土交通省が告示した技術基準の記載仕様を満たさなければいけない。
環境にも配慮
しかし告示に記載されている仕様に関しては、納期やコスト面等で顧客の負担が増加するものである。しかし告示に記載されている仕様以外で、住宅性能評価を受けるためには、国土交通大臣の特別評価方法認定を受ける必要がある。
そのため熊谷組は新たに乾式遮音二重床NSフロアーを開発し、品確法に基づく音環境性能の評価を取得できるように、国土交通大臣の特別評価方法認定を取得した。
乾式遮音二重床NSフロアーの床下地材には、ガラス繊維不織布入りせっこう板を用いている。これによって価格や品質、供給を安定させることができ、そのうえ環境にも配慮している。
表面仕上げ材はフローリングとフローリング以外のどちらでも可能であり、下地に合板を追加することで対応することが可能だ。
また軽量床衝撃音対策を行っていることにより、品確法の軽量床衝撃音対策において「床仕上げ構造区分3」を等級表記することができるようになった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社熊谷組 プレスリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press/2015/pr_151224_1