地震に対応する機器を発売
日東工業株式会社は12月21日より、感震リレー付ホーム分電盤に即遮断機能を追加した感震リレー付ホーム分電盤の発売を開始すると発表した。
国内においては今後30年以内に、M7程度以上の地震が70%の確率で発生すると言われている。特に首都直下地震や南海トラフ地震が起こった場合には、甚大な被害が発生すると想定されている。
感震ブレーカーの普及を推進
そのため政府や、各自治体では地震によって起こる電気火災を予防するために、感震ブレーカーの普及を強化しようと考えている。
感震リレー付ホーム分電盤は「大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会」で公表された「感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン」にて、感震ブレーカーの分電盤タイプに分類されている。
これまでは地震波を感知して3分後、に主幹ブレーカを遮断するというのが基本機能であった。しかし今回新たに発売する感震リレー付ホーム分電盤(2段階遮断)は、基本機能に新機能として即遮断する分岐ブレーカを最大3回路搭載することが可能となった。
そのうえ蓄電池などと接続された「自動電源切替機能付重要負荷分電盤」と組合わせることによって、通電を継続できる回路も構成することができるようになる。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日東工業株式会社 ニュースリリース
http://www.nito.co.jp/IR/pdf/z1512-2.pdf