多様化するニーズに対応
日立製作所(以下、日立)は、12月14日、三菱重工業が開発した2.5MW風力発電システムについて、日立が国内陸上風力発電所向けに、製造、販売および保守などを可能とするライセンス契約を三菱重工業と締結したことを発表した。
両社のメリット
日立は、これまで陸上風力発電所向けに2MW、海上風力発電所向けでは5MWの風力発電システムを所有。
今回、ライセンス供与を受ける国内陸上風力発電所向けの2.5MW風力発電システムは、同規模の風力発電システムと比較して、小型かつ軽量であることから、輸送や建設コストを低減することができる。
また、立地条件や事業計画などのニーズに対応した多くの選択肢を加えたことで、風力発電システム事業のさらなる拡充を目指す考えだ。
一方、三菱重工業は、今回日立とライセンスを供与することで、国産風車による日本の再生エネルギー分野の発展に貢献することになる。
国産技術で勝負
国内の風力発電市場は、現在発電導入量が増加中。2030年には現在の290万kWから1,000万kW以上に拡大すると予想される。
なお、日立は今後も、日本のエネルギーインフラ支援に国産技術を採用し、多様なソリューションを顧客に提供していく方針だ。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/
三菱重工業 ホームページ
http://www.mhi.co.jp/